Hardstyle DJ、Cooneによる「Less Is More」がリリース

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Hardstyle DJ、Cooneによる4作目のアルバム「Less Is More」が2016.07.29にリリースされました。

Hardstyle DJ/Producerとして長年にわたり活動し、昨年のDJ Mag TOP100ではHardstyle DJの中ではトップとなる49位にランクインしたCooneが、自身の主宰するレーベルDirty Workzから「Global Dedication」以来3年ぶりとなるアルバム「Less Is More」をリリースしました。Intents Festival 2016のアンセムとして先駆けて発売されていた「It's All In The Game」に加えて15の新曲が収録されています。

リリース前に公開されたトレイラーではCoone自身が今作についてのインタビューを受けていました。「Less Is More」というアルバムタイトルの由来については「これまでのトラックは100%満足できるものではなかった。不必要なモノが多く、そういったものがメインボーカルやメロディを邪魔していた。そこで、トラックを一度完成させた後で、インストゥルメントをミュートし、ボーカルやメインメロディーのための余裕を作っていった。その時にこのタイトルが浮かんだんだ」というように語っていました。ちなみに"Less is more"という言葉は「より少ないほど豊かである」という意味で、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家・Mies van der Roheが提唱した言葉としても知られています。

「Less Is More」は他ジャンルからの影響を受けつつも彼の愛するHardstyleサウンドを中心に据えたアルバムとなっていると思われます。Ragga TwinsやDirtcapsなどジャンルの境界を超えた様々なアーティストとのコラボレーションや「Melody」のリミックスに加え、Jelle van Daelをボーカルに起用し、フューチャーなベースミュージックサウンドをうまく取り込みつつ美しいEuphoric Hardstyleにまとめあげた「We'll Be Gone」は斬新だと思いますし、本人曰く2010年から2012年のHardstyleを100％詰め込んだ「Black Submarine」も非常にパワフルです。

そのほかにも一歳になる娘に対するメッセージを込めたCoone自身が「これまで作ってきた曲の中で最もエモーショナルな曲」と評価しているDavid Spekterとの合作「Faye」やWildstylez、ZatoxなどのHardstyleアーティストとのコラボレーションなど、どの曲も注目すべき内容になっています。