Destructive Tendencies - Slaves To The Darkness [Album | 2016.10.22リリース]

f:id:yunim000:20161215202530p:plain

Hardcore Technoユニット、Destructive Tendenciesによる1stアルバム「Slaves To The Darkness」が2016.10.22にリリースされました。全26曲。

3人組のHardcoreユニット、Destructive Tendenciesによる1stアルバム「Slaves To The Darkness」が2016.10.22にHardcore Blastersよりリリースされました。

Destructive Tendenciesは2010年よりMick Ormerod、Daniel Moore、Joseph McHughの3名によって活動を開始したイギリスのHardcoreユニットです。特にJoseph McHughはJoey Riot名義においてUK Hardcore/Powerstompシーンで活躍していることでも知られています。

全26曲が収録された今作は、新曲やリミックスが収録された第一部と、様々なシーンで活躍しているHardcore/Hardstyleアーティストとの合作が収録された第二部で構成されています。また、今回リリースされたアルバムの一部の楽曲はDominator 2016のコンピレーションアルバムのボーナスCDとして先行公開されたほか、Dominator 2016のメインステージにおいて行われたアルバムのショーケースも大きな盛り上がりを見せていたようです。

基本的にBPM200前後のUptempo Hardcoreと呼ばれるハードコアを手がけることの多い彼らですが、今回はMainstream方面のアーティストとも多く絡んでおり、BPMの幅も彼ら曰く160~220 と幅広いです。リミキサーやコラボレーション相手はそうそうたるラインナップですが、個人的に特に注目したいのはWarfaceやRadical RedemptionといったRawstyleアーティストとの共作。Radicalとの「Bring Us Some」ではUptempo Hardcoreを手がけ、Warfaceとの「Release The Kraken」ではRawstyleとHardcoreを見事にクロスオーバーさせています。

ちなみに、Hardnewsのインタビューでは特に満足している(もしくは記憶に残っている)トラックは何か？という質問に対して彼らはAngerfistとの合作によって作られた「Fortress of Solitude」を挙げていました。

www.hardnews.nl

その他にも収録曲には昨年Masters Of Hardcoreによる人気曲投票において1位を獲得したPartyraiserとの合作「Sound Becomes One」や2016.05.14に開催されたHarmony Of Hardcore 2016のアンセム「Against All The Odds」、名曲「Ameno」のMad DogとUnexistによるリミックスなどなど、Hardcoreシーン、特にUptempo HardcoreにおいてはトップクラスのDJユニットによる待望の1stアルバムとして相応しい内容になっています。