2017年6月のHardcore おすすめのリリースまとめ
2017年6月にリリースされたHardcore Techno周辺の曲の中からお気に入りのものをご紹介しています。
DJ Mad Dog & Dave Revan - Maze of Martyr (Official Dominator 2017 anthem) (17/06/19) [Masters of Hardcore]
17.07.15にオランダで開催されたばかりのDominator 2017のアンセム。エネルギーに溢れるメロディと「We are Hardcore, we are Dominator」の声ネタから生まれる一体感や熱気が凄まじく、まさにアンセムにふさわしい名曲です。
The BeatKrusher Ft. MC Alee - Lekker Knetter (17/06/13) [Offensive Records]
かなりハメを外してしまっているキックに思わず笑ってしまった曲。自分はこういう曲は大好きですがクラブで流れたら怒って帰る人がいそうだなと思います。
Art of Fighters vs dp - Into the future (Myosuke remix) (17/06/29) [Traxtorm]
今年5月に開催されたHARDGATE05のアンセムとして制作された「Art of Fighters vs dp - Into the future」がTraxtormよりリリース。原曲に加えてMyosukeさんによるリミックスや6thさんによる「Art of Fighters vs Nico & Tetta - Revenge (6th remix)」、Rougusketchさんによる「Art of Fighters - God's fury (Roughsketch remix)」もEPに収録され、日本勢がハードコアイタリアへ乗り込んだ形になりました。
Tha Playah & E-Force Feat. Nolz - Warfare (Official AIRFORCE 2017 anthem) (17/06/28) [Masters of Hardcore]
17.08.05にオランダで開催されるAirforce Festivalのアンセム。Hardcore, Rawstyleを主軸としたフェスであることからか、前年度のアンセム「Angerfist & Radical Redemption - Order Of Hostility」同様HardcoreとRawstyleのアーティストによる合作になっているのが非常に個性的です。
Rob GEE - Härd Sweetcöre (17/06/09) [GEE thAng Music]
今年Rob GEEにより設立されたレーベルから第二作目のリリース。Youtubeのコメントによれば、この曲のオリジナルは「Ecstasy, You Got What I Need」の成功の波に乗っていた1998年のMysterylandで初めてプレイされたとのことで、およそ20年経っても変わらないRob GEEのHardcoreへの愛が込められた歌詞が印象的な曲です。
Ophidian - Running On Empty (17/06/12) [Advancing Mechanism]
Ophidianは8分に及ぶ大作をリリース。2月の「Love Is Digital」といいとにかく壮大で美しい、という言葉に尽きます。
Caine & Greazy Puzzy Fuckerz - Kendal Duck (17/06/12) [GPF Recordz]
つい最近知ったGreazy Puzzy Fuckerzなるアーティストの新曲。結構謎めいたユニットですが今年より自らのレーベルからパワフルな速いHardcoreを続々とリリースしていっています。今回はRawstyleアーティストのCaineとのまさかの合作で、ブレイクやキックにRawstyleらしさが感じられます。
Garra - Fucking Garra (17/06/09) [Triple Six Records]
eDUBとMBKによるUptempo Hardcoreユニット「Garra」による1st EP「Garra EP」に収録されている曲。公式のプレビューはYoutubeやSoundcloudにはアップされていないのですが、それでも載せておきたいほどの破壊力がありました(公式プレビューあるようなので掲載しました)。ユニットになってもなおeDUBの個性が強く感じられるのも面白いです。
Dither - The Big Bang (17/07/19) [The Third Movement]
ノイジーでネジの外れたようなスクリーチが強烈。曲名の通りマオリ族の民族舞踊をネタにしたB面の「Haka」といい、まさにハンマーで叩きつけるようなキックが良いです。
Tymon & Detest - Gangsta Bitch (17/06/02) [Industrial Strength Records]
TymonによるEPシリーズ「Rituals of Distortion」の三作目です。このEPはどの曲もオススメできる内容ですが、ひとまずとびきりキャッチーなDetestとの合作を載せます。
Triamer & Nagato vs Gancher & Ruin - Mosaika (17/06/19) [YellowStripe]
ロシアのクロスブリードアーティスト、Triamer & Nagatoは「Bastards EP」を発表。全6曲が収録されているこのEPではTriamer & Nagato vs Sinister Souls & The Clampsという強力なラインナップによる「Hard Bass」も話題になっていました。個人的に特にお気に入りなのがこの曲で、やはりノリやすいクロスブリードが好きになりがち。
Dolphin - Bring It On (17/06/23) [PRSPCT XTRM]
PRSPCTはKarnage RecordsとのコラボレーションEP「PRSPCT Loves Karnage EP」をリリース。DolphinとDeathmachineがPRSPCTサイド、The Outside AgencyとThe ClampsがKarnageサイドという位置づけだそう。どうしてTOAがKarnageサイドなんだろうという疑問がありますが、今回収録されている「The Hearted Darkness」がKarnageの主催するフェスのアンセムとして用いられているから、ということなんでしょうか。それはさておきDolphinによるHardcoreとDrum & Bassが融け合ったようなリズムとアグレッシブなボーカル、エッジの効いたベース、どれをとっても素晴らしい「Bring It On」を筆頭に全曲クールなHardcore & Drum & Bassで、間違いなく聴くべきEPです。
Limewax - Mind Machine (17/06/26) [L/B]
ウクライナの天才プロデューサー、Limewaxは自身が主宰するL/B RecordingsよりEPを発表。スネアの冷たい音とアトモスフェリックなメロディが心地よいです。載せておいて何ですが、Hardcore Technoではないです。Hardcore Techno周辺(≒CrossbreedやHard Drum & Bass周辺)のアーティストの新曲ということで…
Drum & BassのトップアーティストであるNoisiaが毎週配信しているPodcastでも使用されていました。
Sefa & Dr. Peacock - Flowing River (17/06/08) [Frenchcore Worldwide]
Frenchcore Worldwide第二弾。今回はPeacockの主宰するもう一つのレーベル「Peacock Records」でもしばしばリリースしているオランダの若手FrenchcoreアーティストSefaと組んでいます。切ないピアノリフが際立つエモーショナルな曲ですが、元ネタは韓国出身のピアニストYirumaの「River Flows In You」で、2008年に公開されたアメリカ映画「トワイライト」の劇中でも使用されていた曲として有名なようです。
Frankentek - IK HOU NIET ZO VAN TERROR RMX (17/06/27) [Addict] FREE
ラストはオランダの若いUptempo Hardcore / Terrorレーベルからのトチ狂ったフリーリリースです。400BPM。原曲も十分速いのにこれを聞いたあとでは非常に遅く聴こえるという体験ができます。
先月分
